6月4日に内合になった金星、今日10日のお昼過ぎに撮るチャンスがありました。
透明度の良さそうな青空が広がっていましたが、やや強めの風が吹き、金星像は跳ね回っていて、まったく落ち着きませんでした。こういう中での一枚撮りでの良像を得るのは難しいものです。
FS128には黒のラシャ紙で緊急用に作った延長フードがついています。
実は内合直後の6月5日にも金星が見える・撮れるか、挑戦をしたのですが、このときはこの倍の長さの黒ラシャ紙フードにしました。エンコーダーを使っていつも金星は導入しているのですが、このときは強烈な太陽光のためにアイピースの視野は覗けるには覗けましたが、まぶしい光の中で金星の姿は確認出来ませんでした。
今回はこれを使ってコリメート撮影をしました。かなり以前に手に入れた品物で、キャノンのパワーショットs95専用品です。セレストロンのズームアイピースには、M42のネジが切ってあるので、それを利用してOM-Dの14-22mmレンズをステップアップリングで接続ができます。
こんな感じでコリメート撮影がお手軽に出来ます。もちろん天頂ミラーが入っていますから、画像処理ソフトで裏像は直します。
そろそろ関東地方も梅雨入り…さて、今年の梅雨はどうなるか…?…雨が多いのか、晴れ間が多いのか、コロナウィルスの騒ぎもそろそろ終息ですから綺麗な星空の下にも行きたいものです。
コメント
ねお丸
1枚撮りでこんな綺麗に撮れるって凄いですね。
太陽のあんなに近くにいたら、自分だったら導入は無理でしょうね。
てっきり朝晩の太陽が隠れる時間帯に撮っているのかと思っていましたが、
昼間に挑戦していてビックリしました(笑)。
2020/06/14 URL 編集
Bosohoshimisuto
時間があれば動画で撮って…ということもですが、そこまで時間がないことが多い昼間なのです。それでもライブビューを拡大し、シーイングが少しでも落ち着いたときにシャッターを切るようにし、その数撮ったなかでの1コマを選んでいます。
赤道儀が正しくセットしてあればメモリ環で、自動導入仕様ならばそれで…さほど難しくはないですよ。
私の場合、まずは太陽へ向けます。このとき床に写ったファインダーの影の姿のみで太陽の方向へ向いたとしています。主望遠鏡は蓋したままです。
これでエンコーダーの数値を太陽の座標にセット、そしてエンコーダーの数値を見ながら望遠鏡を金星の座標までに動かします。
主望遠鏡の蓋を外し、低倍率でのぞくと金星が入っている…。
チャンスがあったらぜひ挑戦してみてください。昼間の1等星もおもしろいですから。
2020/06/14 URL 編集